週末のグラスワイン/2017 マックマニス・ピノ・ノワール  マックマニス・ファミリー・ヴィンヤーズ

今日は令和最初の「プレミアム フライデー」ですね。

もうすっかり忘れられて気にしている人はどのくらいいるのでそう?

もともとサービス業の事を無視したものにどれだけ効果があると見込んだのでしょうかね、政府は・・・


さて、今週末のグラスワインはコチラ!

・2017 マックマニス・ピノ・ノワール / マックマニス・ファミリー・ヴィンヤーズ

                          ・・・・・800円

カリフォルニアのピノ・ノワール、カリピノ。

ブラックチェリーにイチゴの香り。樽も少々。

タンニンも酸も滑らかで「これぞカリピノ」って感じの解り易い美味しさ。

個性としてブルゴーニュとは対極にあるのが良さでもあるのかなぁ。

ブルピノってハマるとすごくハマるんだけど飲みなれてない人からすると何だか難しい感じがするけど、カリピノって誰が飲んでも「美味い」ってすぐわかる美味しさなんですよね。

小難しい「ブルピノ」に、単純な「カリピノ」。

どっちも好きなんですけど、酸味が好きならブルピノ、甘味があり酸味が少ない方が好きならカリピノって感じでしょうか。


そして本日の一品は「クリームチーズのドライフルーツ&ナッツ和え」です。

まあ間違えのない組み合わせですね。

白でも赤でも合います。


最近「自然派ワインはありますか?」とか「酸化防止剤の入ってないワインありませんか?」と時々聞かれるので、ちょっと私なりの考えを書きたいと思います。

たぶん自然派やビオワイン、無添加ワインを求める方ってとても健康や美容に気を使ってる方なんではないでしょうか?

数年前からオーガニック食品や無添加食品などメディアでも大きく取りざたされ気を使うようになったのが始まりではないかな!?

ワインに含まれる酸化防止剤(亜硫酸)で頭が痛くなったって言う人も多かったと思います。

亜硫酸は高濃度で体内に入れば人体に有害であることは間違いありませんがワインに含まれる亜硫酸は他の食品と比較しても低濃度。

ほとんどの人にとって人体に影響が出るレベルではありません。 

さらにワインの中に溶けた時点で亜硫酸の約半分が糖分などの他成分と結合し無害な状態になるので、人体に影響する量はさらに少なくなり、ボトリング後も時間の経過にともない徐々に減少していきます。 

アレルギーや化学物質過敏症の方は避けた方がいいかもしれません。

そもそも飲み過ぎれば酸化防止剤が入っていようが入ってなかろうが二日酔いで頭痛がします。

最近のワインは含有量などの基準も厳しくひどいワインは少ないでしょう。

それでも「無添加ワインならどんなに飲んでも頭痛がしない」と言うひとは残念ながら思い込みではないでしょうか。

なぜなら亜硫酸の入っていないワインは存在しないから!

これはアルコール発酵の過程でどうしても含まれてしまうから。

ただ表示義務基準以下だから書いていないだけです。

ではオーガニックワインやビオワインはどうかと言うと、基準は厳しくなりますが使ってはいけないとはなっていません。

そもそも最近の作り手さんはより良いワインを造る為に認証など取らなくても亜硫酸を極力減らしています。

自然派ワイン、ビオワイン、無添加ワインを否定しているわけではありません。

飲んでその味を美味しいと感じれば、その味が好みなら好んで選択するのは良いと思います。

ただ、私のお店では出しにくいのが現実です。

どうしてもナチュラルな造りになるのでインパクトが薄いワインになります。

飲みなれているひとが、そのナチュラルな美味しさを理解して飲むならいいのですが、ウチでは「自然派ワインの店」とは謳ってないので「美味しくない」と感じてしまうお客様も多くなってしまいます。

そして、ビオワイン、自然派ワインにある「還元臭」です。

これはワインのアルコール発酵中に生育されるもので、酸欠になった事で発生する硫化水素によるもので、ゆで卵の黄身や硫黄のような感じの臭いで、「ビオ臭」と呼ばれる事もあります。

少し時間をおけば消えるのですが、知らないと劣化したワインと思われてしまうからです。


私は「美味しければOK!」って考えなので、是非どちらのワインも先入観なく楽しんでもらえればと思ってます。


長くなりましたが、一杯からでもどおぞ!



wine bar    chou chou     ~ワインバー~

本厚木にある小さなワインバー。 フランスやニューワールドの美味しいピノ・ノワールにこだわりました。 グラスワインはボトル替りで新しいワインに代わりますので、いつ来ても違ったワインに出会えます。 カウンター8席テーブル1席(4人がけ)のカジュアルなお店です。

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